米国太平洋時間2022年4月2日~7日に開催される米国神経学会(American Academy of Neurology)の2022年次総会Clinical Trials Plenary Sessionにおいて、以下の通り、STEMTRA試験最終解析結果が発表されます。
■タイトル:
Efficacy and Safety Outcomes in Patients with Chronic Traumatic Brain Injury: Final Analysis of the Phase 2 Stemtra Trial
■発表者:
Dr. Peter McAllister (ニューイングランド神経・頭痛研究所 医長兼チーフ・メディカル・オフィサー)
■発表内容:
STEMTRA試験の48週 有効性、安全性データについて
■日時:
2022年4月5日9時15分~11時30分(米国太平洋時間。日本時間では6日1時15分~3時30分)
■場所:
米国ワシントン州シアトル コンベンションセンター
詳細は、米国神経学会(American Academy of Neurology)ホームページよりご確認いただけます。
STEMTRA試験について
STEMTRA試験は、外傷性脳損傷による慢性の運動機能障害をもつ患者に対し、SB623の有効性と安全性を評価する48週間、ランダム化、二重盲検、偽手術対照、国際共同フェーズ2試験でした。本試験では、SB623は脳損傷の周辺部位に直接移植されました。主要評価項目は24週時点のFugl-Meyer Motor Scale (FMMS)スコアのベースラインからの平均改善量とし、運動機能障害の変化を測定するものでした。
投与後24週時点のデータに基づく中間解析において、FMMSのベースラインからの改善量は、SB623投与群8.3点、コントロール群2.3点(p値=0.040)となり、主要評価項目を達成しました。また、SB623の高い安全性と忍容性が示唆されました。今回、米国神経学会2022年次総会において、48週までのデータを含む最終解析結果が発表されます。